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3色の国旗の歴史や意味について

 

それそれの国の象徴とも言える国旗ですが、数種類のパターンに分かれて作られています。そんな中、一番多くの国に使われているパターンが縦か横に3分割したパターンで、3色に塗っている旗となっており、三色旗と呼ばれています。

 

そもそも3つの色を使った旗の始まりは、16世紀のオランダでの独立戦争の際に掲げられた旗が、青・白・赤だったこととなります。独立した後のオランダは、世界の中でも素晴らしい海上帝国になり、それほどの功績をあげたオランダの真似をしようとして、ロシアなどの様々な国がパターンを変えながら三色旗を作り始めました。

 

このようにきっかけはオランダではありますが、世界中に定着していったのはフランスの影響が大きいと言えます。18世紀にフランス革命が起こり、この革命の影響を受けて、各地でも様々な革命が起こりはじめました。

 

フランス革命によって、王や貴族の時代から人々の自由が認められる国家に変わり、このことが世界に大きな影響を与えたのですが、その時に使われたトリコロールカラーの国旗が世界中に広まり、ヨーロッパの国々を中心に、たくさんの国が三色旗を採用するようになりました。

 

このような歴史があり、三色旗が使われるようになったのですが、3色でも国により様々な色が使われており、その色にはそれぞれ各国の歴史や特徴を表す意味が込められています。

 

先ほど触れたオランダとロシアとフランスですが、白・赤・青と同じ色を使っているにも関わらず、色に込められている意味は全く異なっており、例えばオランダはこの3つの色で国民の勇気・信仰心・忠誠心を表しており、ロシアは高貴・名誉や清らかさ・愛や勇気を表しており、フランスは自由・平等・博愛を表しています。

 

このように同じ色を使っている場合、同じ意味合いの時もあれば異なる時もあります。

 

その他に、アフリカの国々では赤・緑・黄の組み合わせが多いのが特徴ですが、アフリカ大陸で最初に植民地から独立を果たしたエチオピアが使っていたことは始まりとされています。ちなみに赤は血、緑は植物、黄は富と繁栄を意味している場合がほとんどで、パターンは違っても色は同じ意味を表していることもあります。

 

またアラブ諸国では黒・緑・赤・白の中から3色使った国旗が多く、それぞれの色はイスラム帝国時代の王朝を代表する色となっています。

 

このように、地域によって同じような色が使われた国旗が多いと言えますが、それぞれの色に込められた意味を考えながら見ていると、その国の歴史や成り立ちの他に、地域の過去の状況も理解出来るので、一度このような観点から国旗を眺めてみても良いかもしれません。

日本の国旗の由来と意味について

 

国旗の起源の多くは、それぞれの国の歴史における戦場で敵味方を識別するために用いられた軍旗にあり、わが国では戦国時代に鎧の背中に差したのぼり旗のイメージがわかりやすいでしょう。軍事的な意味から離れて、所属する国家を表すために旗を掲揚する習慣は、大航海時代の船舶の所属を示すための商船旗として17世紀初期に始まりました。

 

18世紀の終わり頃から、各国のナショナリズム的意識の高まりによって、国民の間でも国の記念行事などの際に、国旗を掲揚する習慣がみられるようになりました。米国の星条旗や英国のユニオンフラッグは軍艦旗から採用されたもので、その他のヨーロッパの国々は、中世時代の軍旗を元にして19世紀中頃から20世紀初頭までに採用しました。

 

日本の国旗は、一般的に「日の丸」、法律上は「日章旗」と呼ばれています。日の丸の由来については、聖徳太子が遣隋使に託した国書の中に「日出る処の天子、書を没する処の天子に致す」という文章が記載されていて、当時の随の皇帝であった煬帝がこの国書を見て激怒したといわれる逸話があまりにも有名です。

 

諸説ありますが、この時代からの影響でわが国のことを「日の本(ひのもと)」と呼ぶ習慣がありました。赤い日の丸は「日の出の太陽」を象徴しているというのは、こうした歴史の逸話や長い間にわたる国民の全般的な取り決めのようなものが、そのような意味を与えていました。

 

また、紅白というのは日本の伝統的にめでたいものという意味があります。日の丸は古来から用いられていましたが、かつては法律によって明示的に定められたものではなく、長い間慣習として使用されていたものです。明治3年に制定された商船規則において、船舶の識別旗として日の丸が定められましたが、この法律には日の丸が日本の国旗であるとは明記されていませんでした。

 

1999年に公布された「国旗及び国歌に関する法律」により、公式に定められ旗の規格についても、縦横比は2対3で赤丸は旗の中心とし、日の丸の大きさは縦の長さの5分の3を直径にして描くと規定されました。

 

日の丸を巡っては、教育現場などにおける日の丸の掲揚や起立・国歌斉唱が、日本国憲法に定める「思想及び良心の自由」を制限するものであるとして最高裁までもつれ込む騒ぎに発展しましたが、最高裁は学校行事の際におけるこれらの行為について、「校長の職務命令は思想及び良心の自由を保障した憲法19条に違反しない」との判断を示し、間接的に制約したとしても合憲という校長命令の正当性が幅広く認められました。