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国旗の掲揚はマナーを守って適切に行おう

スポーツ大会や文化イベントでは、国旗(ナショナルフラッグ)が掲揚される様子をしばしば見かけます。実は、この国旗の取り扱いにはマナーが厳格に定められており、守るのを怠るとトラブルになることがあります。特に、日本以外の国の人々が参加する行事でナショナルフラッグに関するマナー違反をすると、違反された国との間で外交問題に発展する場合があるので注意が必要です。

 

まず、ナショナルフラッグを屋外に掲げる予定である場合、雨や雪が降っている時は掲揚そのものをしてはいけません。国旗を汚してしまうことは、それだけでもかなり重いマナー違反です。もし、掲げている最中に天候が悪くなったら、できるだけすぐに旗をおろしましょう。

 

また、旗はどこに掲げる場合であっても地面に触れないように扱う必要があります。大きいサイズの旗を使う際は、数名で持つ必要があるでしょう。

 

屋外で旗竿かポールを用いて国旗を掲揚するときは、常に旗が最上部に接するようにして掲げます。

 

1つの竿・ポールに掲げて良いナショナルフラッグは1つだけで、2つ以上を上下に掲げてはいけません。複数のポールに掲揚するときは、高さが同じであればナショナルフラッグは外側から見て一番左側のポールを、高さが異なる場合は一番高いポールをつかい、他の旗より優先して掲げます。

 

もし、日本以外の国のナショナルフラッグを掲げる場合、2ヶ国であれば相手の国に敬意を払う意味で相手国の旗を外側から見て一番左側に掲揚します。3ヶ国以上の場合はアルファベット順に掲げる方法と、日本を中心にしてアルファベット順に交互に並べる方法があり、国の数が偶数であれば前者、奇数であれば後者が選択されることが多いです。

 

また、国家元首や皇室関係者などの高位の人や、イベントにとって特に重要な役割を果たしている人物が亡くなったときには、国旗を掲げて弔意を示すことがよく行われます。

 

このとき掲げられる旗には、布の最上部が竿やポールのおおよそ半分くらいの高さにくるようにしてかかげる「半旗」と、最上部を黒い布で覆い、そのすぐ下にナショナルフラッグの長辺の長さに等しい黒い布を結びつけて、さらにその下にナショナルフラッグを掲げる「弔旗」の2種類があります。

 

近年は半旗が選択されることが多いですが、実際にかかげる場合は一旦旗竿かポールの一番上までかかげてからおろし、降納するときは一番上まで掲げ直してから下までおろすのがマナーとなっています。